見えないものを考える。
裏切りのサーカスという映画を見ました。
どのような映画か簡単に内容を説明すると、英国諜報部<サーカス>に潜むソ連の二重スパイが誰なのか、ゲイリーオールドマン演じる老スパイ「スマイリー」が探しだすという物語です。
この映画はおそらく2回見ることを前提に作られていて、仕掛けや伏線が多く1回目は面白さがよくわからないまま終わったのですが、私は基本的に同じ映画をすぐに2回見るということが出来ないため(なんとなく時間がもったいなく感じてしまう)
解説サイトに補完を頼ることにしました。
よくわかる 『裏切りのサーカス』 全解説 【再改訂版】
http://www.rsch.tuis.ac.jp/~ito/research/TTSS_description/TTSS_description.htm
マジで全シーンの解説をしてて読むのに映画見るのと同じくらいの時間がかかりました。
このシーンにはこんな意味があったのか!なるほど、ここはこんな形で伏線が
張られてたのか…などなど多々感心しながら見たのですが、この解説サイトを見て
一番ビックリしたのが
この映画がホモ映画だったということでした。
なんか愛憎愛憎って書かれてたけど特にそんなシーンなかったなぁ…
女の人ほぼ出なかったし…と思ってたら
男の恋愛ものだったのです。
たしかにそこ前提で見ると、なんとも切ない映画で人間の本質をえぐる系の映画が好きな
私としてはわりと好きな部類の映画のはずなのですが、そこにまったく気付けなかったという。。
この映画の醍醐味の半分は分からずに見ていたことになります。
見る側の視点が違うと、同じものをみてもまったく違ったものを見ることになってしまうのだなぁ…と改めて考えさせられました。
大人と子供の視野が違うのと一緒で、同じものをみたとしても人によって全然見え方が違うってのはまあ頭では分かっていたんですが、基本自分が見えてる視点でしか判断出来ないのでなかなかそこに気付けないんですよね。
サービスを作る時も、いったん自分にとっての当たり前をとっぱらって考えることも必要だなぁと慮った1日でした。
0コメント