またあの人、自分のアイデアに取り憑かれてる…。
プランナー、コピーライター、作家など考えることを生業としている人は
大なり小なりどこかイカレている人が多いです。
例えば恋人の鼻から鼻毛が出てたとしましょう。
普通であれば
「あ、鼻毛が出てる。。教えて上げたほうがいいかな…」ソワソワ
となりますが
プランナーの場合
「鼻毛を抜くゲーム…鼻毛を共有するSNS…」
とか考えています。
コピーライターの場合
「あなたの鼻から出ているわんぱく…それも含め、愛す。」
などというどうしようもないことを考えています。
元々そういう回路の人もいますが、仕事のことを四六時中考えていると
ある時急に回路が開いてしまい、そうなってしまうのです。
これは仕事だけに限らず、例えば普段エロいことばかりを考えていると
「この漢字なんかエロいよね」とか狂ったことを言い出しますし
2ちゃんねるを毎日見続けていれば、なんとなく会話の端々にシニカルな雰囲気を
醸し出してきます。
↑おっぱい妄想Tシャツも完全におっぱいに回路が開いている。
よくも悪くも思考回路がその方向に開いてしまう。
私も新しいサービスを、斬新な企画を、効果的な改善案を、とにかく早く
出すことを求められ毎日毎日考える仕事に溺れ続けてきました。
最初のほうは全然アイデアも出なくて、それでもずっと出し続けなければ
いけない状況が続きました。
出ないものを無理矢理にでも出す、というのはなかなかキツいもので
例えるなら、もう吐くものがないのに吐かせられ胃液しか出ない状態をずっと
続けるような感じです。
マジで一時期病んでたと思います。
しかしあるとき、パカッと回路が開いて、アイデアがどんどん出るように
なりました。
アイデアが自然と出るようになった、というよりは見るもの全てを「アイデアの種」
の対象としてみてしまうようになったというのが正しいです。
人と話している時、TVを見ている時、
捨てられたゴミや赤ちゃんの泣き声などもなんらかのサービスに使える種になるのでは
ないかという前提で見聞きしてしまうようになりました。
(そのアイデアは決して良いものではなく、人に話すと「???」となるものも
結構あります。)
これはこの仕事をする上では武器になりえるのかなと思いますが、
自分のアイデアに取り憑かれて訳の分からないことを人に言い出すようにもなる
ので注意が必要です。
興奮気味で訳の分からないことを言い出したら、またあの人自分のアイデアに
取り憑かれてる…と思ってください。
2、3日したら大体冷静になります。
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